社内で活躍する4人の女性社員が集まり、座談会を開催しました。トークメンバーは、新卒入社や中途入社など、
さまざまなキャリアを持つ4名。それぞれの入社の経緯や仕事内容、職場の雰囲気、ライフステージ、
これからのことまで、幅広いテーマについて本音で語ってもらいました。
01.入社のきっかけ
新卒、中途、それぞれのキャリア──
S.A
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます!早速ですが、まずは皆さんの入社のきっかけから。一番社歴の長いN.Mさんからお願いできますか?
N.M
私は、実は正社員ではなくて契約社員という形で入社をしています。入った理由は単純明快で、家が近いから(笑)。1年間、契約社員として勤務させていただいた後に正社員の話をいただいて、そこから今に至る、という感じですね。
A.Y
私は中途入社で、ドライバーは今回が初めて…というか、今までとは畑が違うんだよね。もともと個別の宅配をやってたの。いくら運んでもなかなか荷物が減らないから(笑)。個別の宅配は1つ荷物を下ろしたらまた次の家で下ろして、荷物が空にならないのが大変だったけど、今の仕事は一回ドーンと(荷物を)下ろしたら空っぽになって帰ってこれるから、こっちの方が好き。
S.A
大型の免許って、元々持ってたんですか?
K.A
入社後に取りましたよね?
A.Y
そう、大型は自分で取りにいったの。元々乗りたくて大型を目指してたんだけど、目指してる途中で子どもができて。そうなると、朝5時に千歳に行くとかなると、「子どもどうするの?」ってなるから、子どもが大きくなるまで待ってからここに入社して。2トン車から始めて、4トン車に乗って、その後大型免許取ってだね。
N.M
働きながら免許取りに行ったんですか?
A.Y
そうですね、働きながら取りに行きました。それで、誘惑に負けて大特と牽引も一緒に取りました。
一同 ええ!すごい!
A.Y
「今セットでこれが取れますよ」とか言われて(笑)。
S.A
私も、A.Yさんと社歴は同じ、11年位ですね。私は事務職で探していて、大学があった札幌で面接を受けたんです。その時、帯広出身と伝えたら「帯広いける?」って会社から打診があって、それで新卒一年目から帯広営業所に配属になりました。8年くらいは帯広にいましたね。結婚して札幌に転勤して今、という感じですね。
A.Y
いいよね、帯広も。温泉あるし、豚丼美味しいし最高だよね!何でもあるもんね。
K.A
札幌も温泉あるんですけどね、一応(笑)。私は新卒で入って、今7年目です。
N.M
なんかもっと前からいるようなイメージだった!まだ10年いないんだね。
K.A
それはみんなに言われるんですけど、そんなに長くいるつもりはないんですよ(笑)。ずっと倉庫課です。A.Yさんには私が入社した当初から研修でお世話になっています。
A.Y
そんなそんな!…もっと言って(笑)
02.働き方と休みの取り方
昔と今、部署ごとの仕事の話──
S.A
普段の働き方も、皆さん部署が違うのでそれぞれ異なりますよね。1日のスケジュールや休みの取り方はどんな感じでしょう?
A.Y
私は朝6時ごろ出社して、早い時は15時台に帰れるかな。休みもちゃんと取れてるよ。日曜祝日は休みだし、ほかにも大型連休も今はもらえてる。昔はシフト勤務だったからバラバラだったけどね。1日の中での休憩の取り方は、繁忙期は忙しいけど、休憩のタイミングは結構自由にそれぞれ。最近だと、配送先も12時から1時は閉めます、というところが増えてきているから、そこで休んだり。会社は「絶対に(休憩を)取りなさいよ」って言ってくれる。
N.M
希望の休みは取れている感じですか?
A.Y
取れてる。「明日休むね〜」はダメだけど(笑)、前もって伝えていて、他の人の兼ね合いで大丈夫だったらちゃんと取れる。いい会社だよ。
K.A
倉庫課もそうですね。今メインで3人で仕事を回していますが、休みがかぶらなければ基本的には自由に取れますね。ただ、一部で365日稼働しているお客様の業務があるので、そのために早出シフトがあったり、連休中夕方少しだけ出勤して、別の日に休みをとって調整もしています。連休が取れないわけではないですし、有給も回数分しっかり取れるので。勤務日の休憩は、現場も一斉に休むので基本12時から13時がお昼休憩ですね。
N.M
私の部署(※)は、昔は本当に人が少なくて、部署に2人しかいない時もあったので、今のように休みの希望を出すことが難しかったんです。休みも決まっていて、シフトで動いていたので。それを考えると今は部署の人数も増えて、休みの希望も出せるし、まとまった休みも取れるようになりました。
勤務日の休憩の取り方は、午前中からお昼過ぎまでが一番忙しいので12時〜13時には休憩がとりにくいのですが、必ず1時間は交代で取るようにしています。本当に忙しい時には、人によっては休憩に入るまで時間がかかることもあるので、そこは今後の課題ですね。でも必ず休憩は取ってますよ。(※受注賃盛係=お客様からの注文を入力する仕事を担当)
S.A
私の部署も休みは自由ですね。月初はさすがに休みを取れませんが、イベントごとに合わせて調整し、休みを取るようにしています。
03.仕事の工夫と心がけ
4人4色、それぞれの仕事術──
K.A
S.Aさんのお仕事は、本当に色々と多岐にわたりますよね。部署名も変わりましたし。今「業務支援係」では具体的にはどんな仕事があるんですか?
S.A
そうですね、何してるかって言われると、一つではないので説明が難しいんですけど(笑)。こういうホームページの座談会の調整だったり、乗務員研修の運営だったり、あとは業務効率化で、石狩の事業所に自動点呼システムを入れたりとか。色々な部署に関わる業務で、案を出して、それを運用して、軌道に乗せるまでが私の仕事、みたいな感じですね。
A.Y
なんでもね、頼んだらチャチャチャってやってくれるイメージ。
N.M
まさに縁の下の力持ちというか。S.Aさんがいるから、みんなが効率よく仕事できる。本当に助かってます。
S.A
いえいえ、ありがとうございます。皆さんに聞きたいのですが、日々の仕事でどんな工夫をされてますか?
A.Y
仕事の工夫は、結構あるよ。まずは、出発前に差し替えできる専用パレット(交換できるパレット)に商品を積み替えて準備をしておくことかな。差し替えができるセンターなら、行った先でパレットを差し替えてくれる。そうすると次の配送先に早く着けるから、混む時間にぶつからずにすむし。そういう工夫は、(ドライバーは)みんなしてると思う。
K.A
私の仕事は、現場とのやり取りが圧倒的に多いので、伝達ミスがないようにするのが一番の工夫かな。言葉だけでは伝わりにくいことも多くて、実際にハンディターミナルや資料を見てもらって説明しないと伝わらない場合もあります。伝達ミス一つで全然違う商品が出てきちゃって、二度手間になることもあるので、そうならないように工夫したり。あとは、事務所の中では、当たり前ですけどミスがないように丁寧に進めるということですね。基本的なことを常に心がけています。
N.M
受注賃盛係の仕事は、本当はAIなどで全て自動化できれば効率的なのですが、実際にはほとんどが手作業なんです。ただ、もちろん工夫もしていて。お客様によっては、商品コードを入れると商品名が自動で変換されるように登録してあるんです。そういうのを活用して、間違いを減らしつつ効率を上げるようにしています。
A.Y
そういうの、たくさんあるよね。本当は、何か一つ打ち込んだら、全部自動で出てくればいいよね。「この商品」って指定したら、温度帯とかも全部パッと入力される、みたいに。
N.M
本当ですよね!実際はAIも導入しているんですけど、それでも読み込みの間違いはあって。結局、最後は人間の目で確認しないといけない。「最後は人間なんだな」と思いますし、見落とさないようにしなければならないですね。
K.A
私、N.Mさんたちの部署の入力伝票を見ていると思うんですけど、お客様からのオーダーの中には温度帯の記載がないものもあるので、受注賃盛係の皆さんが間違えずに打っていることに感心しちゃうんです(笑)。
N.M
あれは、繰り返して覚えるしかないですね。「このお客様の〇〇の商品はこう」といった感じで。でも、本当は初めて見る人でもわかる、というのが理想なので、そこは今後もっと改善できる点かなと思います。
S.A
私の場合は「工夫」というか、心がけに近いかも知れませんが、色々な部署に関わる仕事をしているので、情報共有は大切にしていますね。たとえば業務効率化の話もそうなんですが、現場の意見を正しく聴かないと、こちらが良いと思って進めたものが、独りよがりな「押し付け」になってしまうので、そういうことがないように。
A.Y
せっかく時間かけて作ってくれても、みんながそんなに使わないものだったら残念だもんね。
S.A
「こんなことで困っている」という声をまずしっかり聞き、その上で「こういう解決策がありますよ」と提案できるように、お互いの情報を丁寧にすり合わせながら進めるよう心がけています。
04.職場の雰囲気と働きやすさについて
いざという時に支えてくれる仲間がいるから、続けられる──
S.A
みなさん、会社の働きやすさについてはどうですか?
A.Y
働きやすい!好きなこと言わせてもらってるから(笑)。「自由にさせてもらっている」と言ってもいいかも(笑)。ある程度、自分の裁量で仕事をさせてもらっています。
K.A
会社の雰囲気はとても良いと思います。事務所が1階と2階に分かれてもコミュニケーションがないわけでもないし、分断されている感じもしない。ドライバーさんは、最初は怖いのかな?と思ったこともあるけど、話すとみんな楽しい方ですよね(笑)。
S.A
忙しい時はもちろんピリピリする時もありますけど、普段はそんなことないですもんね。
N.M
働きやすさで言うと、個人的に一番感じたのが、数年前に大きい病気をしてしまって、治療のために長期の休みをいただくことがあったんですけど、そういう時に「いいよ」と休ませてもらえる環境だったので、本当にありがたかった。
K.A
私も腰が弱くて、ぎっくり腰で本当に動けなくて休んだことがあるんですけど、「申し訳ないけど、会社に行けません」って電話したら「いいよー」と言ってもらえる環境で、本当に良かったなって思います。
A.Y
結構、私もやってる。ケガで一年休んだりとかもあったけど、会社はちゃんと動いて支えてくれるよね。気持ちが落ち込んでいる時でも、「まあまあ」となだめてくれるんです。この会社の上司はみんなだよ。長く働いている社員が多いのは、多分それだよね。ちゃんと話を聞いてくれるから。
S.A
話を聞いてもらえるのはすごく助かりますよね。皆さん、他に、職場環境のことで感じることはありますか?
N.M
あ、実は気になっていたことがあって、倉庫は寒さは大丈夫ですか?寒さで体が冷えたりしないか心配もあるかもしれないと思って。
K.A
冷凍庫は寒いですけど、防寒着は全部支給されます。ジャンバーもズボンも。それに、必要なものは相談すれば結構支給してもらえるので助かってます。例えば、充電器につなげて背中が暖かくなる、ヒーターが内蔵されたベストとかも。
A.Y
あの「目出し帽」みたいなのもあるよね?「たこ帽」。え?たこ帽知らないの?やだ、世代出ちゃう(笑)
K.A
あの強盗みたいな帽子ですか?(笑)

A.Y
みんなで被れば怖くない、だよ(笑)。だって冷凍庫、顔が痛いでしょ。
K.A
長い時間いれば痛いです。でも本当に、上司からも「必要なものは買うから言ってね」と言われているので助かってますね。
N.M
ちゃんと合理的な理由があれば買ってもらえるのは大きいですよね。私服で勤務できるようになったことで、自分で温度調整ができるようになってとてもありがたいですし。
K.A
そうですね。服装も比較的自由で、上着の貸与もありますし、派手すぎなければネイルや髪色も大丈夫ですし。倉庫に入る時は異物混入にならないように気をつけますけど、事務所にいる分には比較的自由ですよね。
05.ライフステージと仕事
結婚、子育て、キャリアのこと。“まずは相談してみる”ことで拓ける道がある──
S.A
長く働く上で、ライフステージの変化に合わせて仕事の仕方を変化させる必要がある場合もありますよね。実際みなさん、この点はいかがですか?
K.A
結婚後も続けやすい雰囲気はありますよね。私は旧姓で仕事をしてるんですけど、それが普通に受け入れられているのが心強いです。でも、もし将来、産休や育休で長いお休みをするとなったら、仕事にうまく戻れるのかなっていう不安を持つ人はいるかもしれないですよね、これから入社する方も。
A.Y
いや、なんかそういうのもきっと相談に乗ってくれる会社ではあると思うよ。私も年を重ねてきて、「ちょっと荷物が辛くなってきたんですよね」って普通に部長とかに言っちゃうからね(笑)。ちゃんと聞いてくれて、「Aさん、こういうのあるよ!」って、今の移動便の仕事を用意してくれたり。だから、もし何かあっても、まずは相談してみるのが一番いいと思う。
N.M
そうですね。雑談みたいな感じで、本当に目上の人にこう、ちょっと相談はしようと思えばできるような会社ではありますよね。部署が違う上の人に相談してみて、「だったらこの人に話した方がいいんじゃないかな」って教えてもらったり。
K.A
お二人の話を聞いて少し安心しました。みんなで応援するというか、そういうふうになったらいいですね。
N.M
そうだね、みんなで応援する、っていうね。
06.未来の仲間へのメッセージ
若手も多数活躍。相談すれば、応えてくれる会社です──
S.A
あっという間でしたが、そろそろ最後のテーマです。この記事を読んでくれている未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
A.Y
女性のドライバーも増えてほしいね!必要な免許は取らせてもらえるし、業界経験がなくても心配いらないよ。うちの会社は未経験で入社した人もたくさん活躍しているから、経験があるかないかよりも、まっさらな気持ちでできる人は成長が早いんだと思う。
K.A
どの部署に入っても、きっと楽しいんじゃないかと思います。ドライバーさんも事務所の皆さんも、職種に関係なく温かい雰囲気ですし、部署を超えて先輩後輩関係なく話せます。私この中で一番下なのにこんなに話してますし(笑)若手も多く活躍しているのでぜひ来てもらいたいですね。
N.M
早めに相談すれば希望の休みや連休も取れますし、有休消化も積極的に推進されています。「こんなことまで相談していいのかな?」と思うようなことでも気軽に相談しやすい会社です。
S.A
皆さん、リアルな話をたくさんありがとうございました!今日の話で一番感じたのは、札幌定温運輸には部署や立場に関係なく、一人ひとりの声に耳を傾けてくれる文化があるということですね。最近は女性社員も増えてそれぞれの持ち場で活躍していますし、国が定める「働きやすい職場認証制度」で星二つをいただくなど、会社全体でより良い環境づくりに本気で取り組んでいます。未経験の方、学生のみなさんも、中途の方も、ぜひ安心して飛び込んできてほしいですね!
※掲載内容は2025年10月時点のものです。