屋台骨として会社を支え、社員が働きやすい環境を整える仕事。
その仕事内容ややりがいについて聞きました。
入社のきっかけ
北海道の食を支える仕事に魅力を感じ、物流の世界へ
学生時代、私は就職活動で主に事務職を探していました。その中で当社と出会い、北海道が「食」を主要な産業とする地域であること、食品を多くの人に届けることで社会に貢献できると思い、運送業界を志望しました。
私が就職活動をしていた時期は、ちょうど北海道が「フード特区」に指定されたこともあり、道産の食品を道外や海外へ展開しようという動きが活発になっていました。そうした流れの中で、物流の最前線に携われることに大きな価値と魅力を感じ、入社を決意しました。
現在の仕事内容
正確な数字は、経営の判断材料。一見地味でも、この仕事が未来を左右する。
入社後、最初の2年間は倉庫事務として、荷物の入出庫指示など現場の仕事を経験しました。そこで物流の現場の動きを肌で理解できたことは、現在の管理業務にも大いに役立っています。
現在は総務・経理課に所属し、主に経理業務を担当しています。毎週・毎月の損益に関する資料作成が中心で、各部署から集まる請求書の処理や仕訳伝票の入力、そして他のメンバーが入力した伝票のチェックも行います。経理の仕事は、スピードと正確性の両立が求められます。経験が浅い頃は、どの仕事から手をつけるべきか優先順位が分からず、締め切り直前に慌ててしまうこともありました。先輩からのアドバイスや失敗の経験を通じて、常にタスクを整理し、スケジュールを管理する術を少しずつ身につけていきました。
経理というと、一見地味なイメージかもしれませんが、会社の経営状況を数字から正確に把握し、将来の意思決定を支える大切な土台の仕事です。また、この課では経理だけでなく、給与計算や年末調整、社内イベントの企画・運営といった総務の仕事も幅広く担当します。専門的な業務から、社内のコミュニケーションが活発になるような仕事まで、多くの業務に携われる点がこの仕事の面白いところですね。
仕事のやりがい
自ら調べ、提案した合併プロジェクト。会社の歴史が動く瞬間に立ち会う手応え
やりがいという点で言えば、経理は経営に近い資料を扱うので、その部分に携われることに大きなやりがいを感じています。
特に大きな経験となったのが、グループ会社の合併プロジェクトです。会計・税務上の、合併のためのスキームの検討を任されました。過去の事例を調べ、自分でも本などで知識を補いながら、親会社の役員や顧問税理士さんの前で説明する、というものでした。入社した頃はこんな大きな仕事を担うとは考えてもいませんでしたが、自分なりの提案の大きな方向性が認められた時は、少し成長できたかなと感じた瞬間でもありましたし、とても貴重な経験ができました。
また、経理の仕事において、税金の知識は不可欠です。法律は頻繁に改正されるため、日々勉強し、知識をアップデートし続ける難しさはありますが、それが会社の経営に直接貢献できる専門性につながる点にこの仕事の奥深さを感じます。
札幌定温運輸の働きやすさと社風
仕事とプライベートに「メリハリ」あり。誰もが気兼ねなく質問できる職場
月の前半は業務が重なる分忙しくなりますが、後半になると業務が落ち着くので、休みは比較的取りやすいかなと思いますね。年間を通しても繁忙期と落ち着いている時期の波があるので、それに合わせて連休を取ることもできます。
職場の雰囲気もメリハリがあって、数字を扱う作業中は静かに集中していますが、ひと段落つくと雑談も始まります。ずっと張り詰めているわけではないので、働きやすいです。
私自身、入社したばかりの頃は「今、先輩に話しかけても大丈夫だろうか」と気を使いすぎてしまった経験があります。しかし、実際には先輩や上司が「分かるまで何度でも教えるよ」というスタンスで丁寧にサポートしてくれました。安心して声をかけられる雰囲気なので、これから入社を検討している方にも、ぜひ安心して挑戦していただきたいですね。
One Day Schedule
ある1日のスケジュール
| 8:30 | 出社・朝礼 メールをチェックし、1日のタスクの優先順位を確認。 |
| 10:00 | 週次損益の資料作成 各部署の売上データなどを集計し、経営会議用の資料を作成する。 |
| 13:00 | 昼休憩 |
| 14:00 | 月次決算業務 各部署から届いた請求書の内容を確認し、会計システムへ仕訳伝票として入力していく。 |
| 17:00 | 伝票チェック・確認業務 他の担当者が入力した伝票にミスがないか、責任者としてダブルチェックを行う。 |
| 17:30 | 退社 翌日の業務を整理して退社。繁忙期以外は早めに退社できる。 今日もおつかれさまでした! |
※業務時間は、部署によりシフト制となる場合があります。